うつ病ってどんな病気? [ストレスを溜め込んでいたり、気分の不調はありませんか?]



うつ病は決して珍しい病気ではなく、「こころの風邪引き」と言われるほど、誰でもかかりうる病気です。
  ▲うつ病について ▲うつ病の治療について ▲うつ病を正しく理解するために ▲うつ病の再発を防ぐために

■うつ病とは?

うつ病は、現在5人〜20人に1人はかかると言われているほど、一般的な病気です。 気分の落ち込みや不安感、脱力感といったものは、誰しも1度は感じることがありますが、 うつ病では、その状態が長期間回復せず、日常生活に支障をきたしてしまう病気です。 気持ちの問題では?と思われることもありますが、うつ病は、ストレスなどにより脳内の神経 伝達物質である、セロトニンやノルアドレナリンの働きが悪くなって起こると考えられています。

SSRIの作用の仕組みをアニメーションで解説しています脳内の神経伝達物質と、SSRIの作用の仕組みをアニメーションで解説しています

 ©こころのくすり箱

 

■単なる落ち込みや、ノイローゼとはどう違うの?

誰にでも悲しいことや悩み事などがあれば落ち込むものです。うつ病の場合は、その落ち込んだ状態から 回復することが出来ず、長期に渡って無気力や憂鬱感が続くものです。
うつ病の特徴的なものとして、日内変動があります。うつ病の場合は、朝から午後にかけて調子が悪く、 夕方以降になると少し元気が出てくる場合が多いです。また睡眠も、単に落ち込んでいるだけ、悩み事などでノイローゼのようになっている場合でも、一度眠ってしまうと 朝まで眠れる場合が多いのに対し、うつ病の場合は、生体時計がズレてしまうために、夜中に何度も目が覚めたり、 早朝に目が覚めたりする場合が多いです。これらは、脳の病気であるうつ病の特徴であり、単なる落ち込みやノイローゼとは違うものです。

■どんな症状があるの?

うつ病の症状は、精神症状と身体症状が見られます。

精神症状
感情面 思考面 意欲面
ゆううつ感 抑うつ感 不安感 悲観的 イライラ感 劣等感 心配症 取り越し苦労 ぐちっぽい 心配性 取り越し苦労 人に会いたくない 罪悪感 自責感 自殺を考える 何をしても楽しくない 思考力減退 判断力の低下 集中力や記憶力の低下 決断できない 妄想(心気妄想、貧困妄想、罪業妄想) 何事もおっくうでやる気が出ない 無気力 脱力感 興味や関心の低下 日常生活ができない  

 

身体症状  
めまい 頭痛
息切れ 口が渇く
肩こりや耳鳴り
胸がドキドキする
胃のもたれ 食欲不振
腰痛 性欲が落ちる 便秘
疲労感 全身倦怠感
 
 
 


患者さんによって、症状の現われ方や種類はまちまちです。単なる“疲れ”として処理しがちですが、 放っておくと病状を悪化させてしまうことになりかねません。
他の病気と同じように、うつ病も早めに治療を開始すれば、それだけ治療効果も高くなります。

また、上記の症状全てにはいたらないものの、慢性的に憂うつな気分が続く状態を「小うつ病(気分変調性障害)」と呼びます。
うつ病の診断基準にある「自殺を考える」などの深刻な項目は含まれませんが、診断基準は2年以上も続いてから初めて診断されるものです。
また、普段は軽いうつ気分が続いていて、時にストレスが加わるとうつ病にいたるという「二重うつ病」と呼ばれるケースもあります。

 
 
■うつ病になりやすい人はどんな人?

現在、誰もが複数のストレスを持ってることが多いので、決して「自分は無関係だ」とはいいきれません。
しかしその中でも、「まじめで仕事熱心」、「几帳面で完全主義」、「仕事や家事などを人任せにできない」、「融通がきかない」、「考えが柔軟性に乏しい」、「他人にどう見られているか非常に気になる」などの素因を持つ人が、強いストレスにさらされたり、身の回りの急激な環境の変化などに置かれると、うつ病になりやすいと言われています。

 
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