ADD/ADHDについて  [学校や会社にうまくなじめない人へ]



うつ病は決して珍しい病気ではなく、誰でもかかりうる病気です。

ADD/ADHDとは?

(Attention Deficit Disorder / Attention Deficit Hyperactivity Disorder)

いろいろなものに好奇心を持ったり、元気に走り回ったりするのは普通のことです。しかし、いつでもそわそわしたり、授業中うろちょろするのが過ぎると、勉強や集団生活に支障をきたしてしまいます。「ADHD-注意欠陥多動性障害-」は、特に知能に問題がないのに起こってしまう「適応の障害」です。以前は子供だけに起こる障害と認識されていましたが、最近になって大人のADD/ADHDが問題になってきています。

ADD/ADHDには次の3つを中心的な症状とする発達障害があります。
不注意(物事に集中することができず、忘れる事が多い)
多動性(落ち着きがなく、じっとしていることができない)
衝動性(思いついた行動を突然に行う、順番を待てない)


 

 

ADD/ADHDの特徴

<不注意>
・勉強や作業などに集中できない。
・不注意により問題を起こす。
・遊んでいるときや、宿題・課題をしているときにも、注意を持続することができない。
・話しかけられても、周りからは聞いていないように見える。
・指示されたことに従えない。義務(勉強や用事など)を最後までやり遂げることができない。
・スケジュールや順序立てをすることができない。
・努力を持続させなければいけないことを嫌がる(勉強や宿題など)。
・必要な物であっても、よくなくす。
・外からの刺激に、すぐ注意がそれる。
・日々しなくてはならない活動を、忘れてしまう。

<多動性−衝動性>
・じっと座っていられず、席を離れてしまったり、貧乏ゆすりをする。
・不自然に走り回ったり、高い所へ上がったりする。突発的に行動する。
・じっとしていない。静かに遊ぶことができない。
・おしゃべりが過ぎる。
・質問を最後まで聞かず、いきなり答えてしまう。
・順番や行列を待つことができない。
・会話やゲームに割り込むなど、無意識に他人を妨害したり、邪魔したりする。

以上の項目が6つ以上当てはまり、それが6ヵ月以上しばしば見られる場合は要注意です。
自宅での様子に該当事項があれば、学校や職場での過ごし方を尋ねてみてください

 

ADD/ADHDの原因

頭部外傷や脳炎の後遺症との説もありますが、最近では、中枢神経系の成熟障害や機能障害が原因という指摘もあり、はっきりした原因はまだわかっていません。

 

ADD/ADHDによる二次障害

自尊心の低下 うつ病 人格障害 依存症などの二次障害を引き起こすことがあります。

 

ADD/ADHDの治療法

薬物治療には中枢神経興奮薬が用いられます。対症療法であり根治を目指すものではありません。日本では一般に、塩酸メチルフェニデート(薬剤名「リタリン」)が使用されていましたが、2008年よりリタリンの規制が厳しくなり、現在では小児においてはコンサータが処方されるのみで、成人に対しては処方可能な薬は存在していません。

たいていは年齢とともに落ち着いてきますが、「基本的な生活習慣を躾けられていない」「愛情不足のため、他人の注意をひこうとしている」など安易にレッテルを貼ると、本人の心を傷つけ、自信を失わせてしまうことにもなりかねません。
どんな「やりにくさ」を抱えているのかしっかり見きわめて、手助けしてあげることが大切です。
しかし、学習面に大きな影響があらわれれたり、本人や周囲が困る場合は、できれば早めに専門医に受診させてください。
MRI(頭部断層撮影)や脳波検査で検査をした後、コンサータなどによる薬物治療がおこなわれます。
当院では専門のカウンセリングセンターをご紹介します。

コンサータ錠の詳細はこちらをご覧下さい。

 



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