■抗不安剤の効能と種類について

■抗不安剤の効能

抗不安薬は、不安、焦燥感、イライラなどの気分の不安定さを軽減させ、筋肉の緊張をゆるめるお薬です。
現在はベンソジアゼピン(BDZ)系薬剤が治療効果の高さと安全性からよく使用されています。
多くの場合は、SSRIと平行しながら使用していきます。 根本治療はパキシルとなりますから、抗不安薬は補助として使用していく事になります。

■副作用について

よくある症状
眠気、ふらつき、めまい、頭痛、言語障害、発汗など
その他の症状
口が渇く、吐気、食欲不振、便通異常、発信、倦怠感、脱力感、疲労感、同期、息切れなど
※副作用は個人差があります。

■抗不安剤の種類

一般名 商品名 販売会社名 血中濃度半減期
トフィソパム グランダキシン 持田 約1時間
メダゼパム レスミット
パムネース
塩野義
東邦新薬
2~5時間
フルタゾラム コレミナール 日本シェーリング
三菱ウェルファーマ
3.5時間
クロチアゼパム リーゼ 三菱ウェルファーマ 4~5時間
エチゾラム デパス 三菱ウェルファーマ 6時間
クロルジアゼポキシド コントール
バランス
武田
山之内
7~28時間
ロラゼパム ワイパックス 日本ワイスレダリー 12時間
アルプラゾラム コンスナン
ソラナックス
武田
ファルマシア
14時間
プロマゼパム セニラン
レキソタン

ヘキサル
中外
エーザイ
8~19時間
フルジアゼパム エリスパン 住友製薬 23時間
クロラゼフ酸二カリウム メンドン 大日本 24時間以上
ジアゼパム セレナミン
セルシン
セレンジン
ソナコン
ホリゾン
旭化成
武田
住友製薬
中外
山之内
27~28時間
オキサゾラム セレナール 三共 50~62時間
メキサゾラム メレックス

三共

60~150時間
クロキサゾラム セパゾン 三共 90時間
プラゼパム セダプランコーワ 興和 94時間
ロフラゼプ酸エチル メイラックス 明治製菓 122時間
フルトプラゼパム レスタス 日本オルガノン
万有
190時間
※トフィソパム(グランダキシン)は、 ベンゾジアゼピン骨格を有していますが、ベンゾアセピン受容体への親和性を示さず、自律神経系に作用します。

■依存について

薬物依存は「ある薬物を摂取することで、ある種の精神的・身体的満足が得られることから、再びそれを摂取したいという強い欲求を持ち、 それを実現する為に全てに優先して考え、実行する状態」のことを指し、BDZ系抗不安剤も症状は軽いといわれていますが、その1つです。
作用時間が短いものほど依存性が高いといわれているので、それ以外のタイプのものを、 患者の精神的、身体的条件にあわせて処方します。
いったん依存になってしまった場合、以下の方法で改善していきます。

・現在治療に使用している抗不安剤の量を減らしていく

・途中からより依存性の少ない同効薬に切り替える(完全置換)
完全置換

・離脱症状に対して効果を持つ薬剤を併用する(併用置換)
併用置換

依存薬を急に止めてしまうことは患者さんの苦痛も多いので、現在の主流は併用置換を用いることが多いです。