くすりのおはなし

グラッシュビスタの効能と副作用について

この薬は、上まつ毛の長さ、太さ、濃さを改善する外用薬です。
ただし、発毛可能な毛包が存在しない場合には本来の効果が得られないことがあります。
この薬は、睫毛貧毛症の患者に処方されます。
睫毛貧毛症とは、まつ毛が不足していたり、不十分であったりすることです。




この薬は毎日塗布すると、まつ毛が長く、太く、濃くなることが期待できます。
また、使用を中止するとこの薬の使用前の状態に戻ります。

■副作用、デメリットについて

メラニンの増加によりまぶたが黒ずむことがあります。
また、目の周りが多毛になったりすることもあります。
これらは、塗布を中止すると元にもどる可能性があります。

この薬を使用する場合には、これらの症状について、医師、薬剤師などから十分説明を受けてください。
また、まぶたの色調変化や、目の周りが多毛になることを防いだり、軽減したりするため、塗布後は目の周りに ついた薬をよくふき取るか、洗顔してください。
まぶたのかゆみ、目が染みる、目のかゆみ、目の痛みなどの症状がからだにあらわれることがあります。
このような自覚症状が持続する場合にはただちに受診してください。

■測定データについて

日本人での臨床試験において、特発性睫毛貧毛症及びがん化学療法による睫毛貧毛症の成人患者にこの薬を4ヵ月間使用した結果、
それぞれの患者において、評価スケール(GEA-J)*で1段階以上の改善が77.3%(68/88例)、及び88.9%(16/18例)の割合で認められました。

■グラッシュビスタに含まれているものは?

■承認品は「グラッシュビスタ」だけです

日本では2014年3月に厚生労働省によって製造販売が承認され、同年9月から使用できるようになりました 注2)。
2015年12月の時点で、「グラッシュビスタ外用液剤 0.03%5mL」は国内初・唯一*の睫毛貧毛症治療薬(まつ毛貧毛症治療薬)として
製造販売承認を受けた製品であり、主要成分であるビマトプロスト(Prostaglandin F2α誘導体)の作用によりまつ毛が不十分であったり、
不足している患者さんのまつ毛の「長さ」、「太さ」、「濃さ」を改善することが臨床試験で認められています。



注1)FDA:米国食品医薬品局

注2)睫毛貧毛症(まつ毛貧毛症)の治療は保険適用外のため、患者様の同意のもとに行われる自由診療となります。

参考:)シオノギ製薬HP